AKIBAカルチャーズ劇場で撮った写真の現像にまつわるエトセトラ
おことわり
写真にはそれぞれの好みがあるのでこれが正解ってわけではないですよというのを先にお断りしておきます。
この記事はあくまで私が私の好みに合わせるためのやり方です。
なので参考になる部分はパクっていただいて、参考にならないところはスルーでお願いします。
前置き
ハコイリ♡ムスメのAKIBAカルチャーズ劇場定期公演では1曲撮影可能というのが定番(例外もあります)なので、結構な人がカメラを構えるわけです。
そこでよく聞いたのが「スモーク邪魔だよね」。
最近はスモーク弱めなのでそれほど神経質になることはないと思うんですが、奥の方を撮ると気になることもあります。
あとは照明そのものですね。
こちらの方が影響が大きいと思うんですが、Oh...その色でくるか…ってことがままあります。
そんな時はどんな感じで処理しているかを書かせていただきます。
使用ツール
Photoshop CC
Camera Raw
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じっくり現像する場合にはLightroomも使いますが、Photoshopの方が動作が軽いのでテンポよく現像作業が進められます。
CCは月額1000円。握手1回分で現像環境が手に入るんだから安い。
RAW現像
まずはストレート現像のサンプルです。
パラメータはなにもいじらず、そのまま保存しました。
リサイズだけしてあります。
機材・セッティングは以下の通りです。
Nikon D610
Tamron 70-200mm F2.8
200mm F2.8 1/320秒 ISO360 +0.7EV WB:オート
キットレンズなどはテレ端だとF5.6くらいになるのでちょっと厳しいかもしれないですけど、いまどきのカメラならISO1600でもそれなりに解像するのでISOあげちゃう方がいいと思います。
被写体ブレよりもマシということで。
2016年4月13日の神岡さんプロデュースの回です。
上手から下手を撮ったのでいい感じにモヤってます。照明もピンクがかってますね。
見たまま…というかカメラが撮ったままの色でよければここで終了です。
私はこれは好みの色ではないので、パラメータを変更していきます。
ちなみにレンズ補正はしません。
F2.8で撮ってるので周辺光量落ちが発生してますが、そのまま活かします。
まずは露出を上げます。
よほど作品として成立していないかぎりはアンダーにはせず、オーバー気味にするのが好きです。特にアイドルさんのステージだと。
デジタルカメラはボディまかせにするとたいていアンダー気味になるので、デフォルトであげとくくらいでいいかと思います。今回は撮影時に+0.7EVにしてたんですが、もうちょい上げた方がいいので+0.35EVにしました。
ニコンのホワイトバランスはアンバー傾向があるのでホワイトバランスはブルーの方へ。
D810で傾向が変わりましたけど、この時はD610を使っていたのでその傾向がバッチリでてますね。
ピンクの照明がかぶってますが、これは残した方がよさそうなのであまり補正しません。
スモークがはいるとコントラストが下がります。
要するにこれが「眠い」って言われるヤツの原因ですね。グイッと上げます。
同時に背景の黒をハッキリさせて被写体を浮き上がらせるために黒レベルを下げます。
色が濃くなるので自然な彩度で調整します。
露出がオーバー気味なので、ハイライトを下げて白飛びしてるところを補正します。
そうするとまた暗くなるので白レベルを上げて調整します。
このあたりはトーンカーブでやってもいいんでしょうけど、RAW現像でどうなるかを確認したいのでCamera Raw上でやってます。
あんまりパキパキは好きじゃないので明瞭度を下げます。
最後にPhotoshopで開いて、トーンカーブの調整とレベル補正で背景の黒をしめます。
あとはトリミングをして完成です(今回は比較しやすいようにしません)。
ちょっと冷調なので微調整した方がよさそうな感じですね。
まあどんな感じでRAW現像してるかの雰囲気が伝わればと。
じゃ!
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